手作り石鹸を楽しむ香り付け方法

~石鹸の香りは精油や素材で決まる~

手づくりの石けんをプレゼントしたり、されたりした経験のある人なら、誰もが見たことがあると思います。石けんを手にした人は香りを嗅ぐために鼻に石けんを持っていきます。その表情をみて、気に入ったのか、イマイチだったのかがすぐにわかります。香料といってもさまざまな種類があり、大きく分けて天然と合成と2分することができます。

天然香料は○○オイル油脂はエッセンシャルオイルもしくは精油と言います

①素材のもつ香りを生かす方法
油脂そのものの香りやオプションで入れたカカオなどの甘い香りなどもあります。
保湿をアップさせるために使用するカカオマスやココアバターはもともと甘い香りがあるので、これをオプションとして加えた場合、石鹸に甘い香りが付きます。
②油脂であらかじめ香りを付ける方法
油脂には香りはよく付きますが、石鹸になった場合、香りはかなり弱くなります。
ラベンダーやカモミールなどの植物の力を油脂に移すために、浸出油の状態で販売されているものもあります。これはオリーブ油やひまわり油に植物を漬け込み、徐々に成分を引き出す方法です。
③香料で石鹸に香りを付ける方法
石けんを型入れする前に香料を1%程度加えることにより、お好みの石鹸にすることができますよ。

~柑橘系精油です~

☆オレンジ・スイート
甘く熟したみかんの香りで、柑橘独特の鋭さ、酸味はほとんどなくマイルドで優しい香りです。
☆グレープフルーツ
フレッシュで鋭いグレープフルーツの香りで、果実の甘さを感じることができます。
☆ベルガモット
若干フローラルを感じさせる透明感のある甘さで、フレッシュで鋭い酸味の香りです。
☆マンダリン
みかんの果汁と皮をそのまま手搾りしたようなナチュラルでフレッシュな香りです。少しフローラルな感じですかね。
☆ライム
フレッシュな果実の香りで、かなり鋭く、目が覚めるよな苦味を伴ったライムの香りです。
☆レモン
甘く爽やかな柑橘系代表ともいえるレモンの香りで、果実独特の酸味と苦味を感じます。

~フローラル系精油~

☆イランイラン
甘く優雅で人を陶酔させるような香りで、濃厚な香りで少量で良く香ります。
☆カモミール・ローマン
フローラルで少し青い香りがします。リンゴのようなフルーティーで軽く甘い香りが漂います。
☆ゼラニウム
重く強い花の香りが印象的です。後にミントのようなハーバル調が残ります。
☆ラベンダー
フローラル調とハーバル調を併せ持った香りで、広く一般的に知られている精油です。
☆ローズ
ゴージャスで重く甘い薔薇の香りで、花の香りの代表格ですよ。

樹脂系精油です

☆ベンゾイン(安息香)
甘く重いバニラ様の香りで、とろけるような甘さは緊張感を癒してくれます。

~樹木系精油~

☆ローズウッド
深く、少し乾いたバラの香りで、強いウッド形の香りがベースでフローラル精油と好相性です。
☆パイン
フレッシュでドライな松の葉の香りで、バルサム調の輪郭のくっきりした香りです。
☆メリッサ
レモンの柑橘を基調とした、若干青いハーブの香りで、摘みたてのハーブのようなみずみずしい香りがします。
☆ジュニパーベリー
苦いバルサム調の香りを基調とした、軽く草原のような香りです。
☆サンダルウッド
白檀の甘くオリエンタルな香りで、瞑想や心を落ち着かせる時にどうぞ。
☆エレミ
木の根を思わせる深い香りのベースにした、軽く甘い柑橘系の香りです。

ハーブ系精油です

☆ローズマリー
クリアでしみとおるような強い香りが特徴で、頭がスッキリするような香りです。
☆レモングラス
レモンに似た鋭く深い香りで、精油的には美肌成分が多く石鹸の香り付けに使いやすいです。
☆ユーカリ・レモン
レモンのような甘酸っぱいシトラスグリーンの香りで、ユーカリより刺激が少なく使いやすいですよ。
☆メリッサ
レモンの柑橘を基調とした、若干青いハーブの香りで、摘みたてのハーブのようなみずみずしい香りがします。
☆ペパーミント
メントールのスッとした香りで、ひんやりと冷たく感じで、どんな精油とブレンドしても相性が良いですよ。
☆パルマローザ
バラに似た甘さを感じることができ、ハーバル調の香りがします。バラやゼラニウムよりも香りが軽やかです。
☆はっか(アルペンシス・ミント)
和製ペパーミントの事です。ペパーミントより甘さが少なく、スッキリ感が強いですね。
☆フェンネル・スイート
甘くてスパイシーな香りです。柑橘系精油と相性が良いですよ。
☆スペアミント
爽快な香りの中に草花の甘さを感じることができます。ミントながら優雅で華やかな香りがします。
☆クラリセージ
スッキリとしたハーブ系の清々しい香りで、葉にも茎にも甘くて強い芳香性があります。

~インフォメーション~

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