~石鹸作りの注意は換気、マスクやゴーグルを付ける~
苛性ソーダと水を混ぜ合わせる際は、必ず流し台の中で行うようにしましょう。刺激臭のある蒸気が発生しますので、吸い込まないようして換気には注意する必要があります。夏場でも長袖を着たり、顔を守るためにマスクやゴーグルを付けるようにしましょう。また、石鹸作りの作業には、3時間ほどかかりますので、慌てて思わぬケガなどをしないように、時間には余裕をもって作業に取り掛かりましょう。
~苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)を使用する際の注意点~
①石鹸作りには、苛性ソーダを使ってオイル(油脂)を「けん化」させ固体にする作り方があります。
②肌に触れると火傷をしたときのように腫れてしまうので注意が必要です。出来るだけ長袖のシャツを着るようにしましょう。
③劇薬に指定されているので薬局で購入するときは、印鑑と身分証明書が必要です。石鹸作りに使いますと言えば普通に買えますので。
④苛性ソーダのついた道具は、お酢をスプレーし中和してから台所洗剤で洗います。中和する事で安心して違うことに使用することができます。
~石鹸作りで気をつけること~
石鹸作りに使う苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)は劇薬に指定されている危険な薬品です。子供さんと石鹸作りをする時は十分気をつけてくださいね。
石鹸生地を作る時に使用するボウルはアルミ製のものは避けてガラスかステンレス製の道具を用意するといいですよ。
直接肌に触れると、火傷のように皮膚が腫れたりするので、必ずゴム手袋をつけて作業をしましょう。
エプロンや長袖のシャツ、ゴーグルも使えば準備万端でばっちりです。
道具についた石鹸生地は新聞紙やキッチンペーパーで拭き取り、必ずビニール袋に入れて、燃えるごみとして捨ててくださいね。
間違っても排水溝には流さないで下さい。
~オイル(精油)って?~
石鹸の成分の90%ほどを占めるのが油分でオリーブ油、パーム油、ココナッツ油などのオイル(精油)がよく使われています。
オイルの種類によって出来上がる石鹸の香りや使い心地が異なるので、どのような種類のオイル(精油)を選ぶのかが石鹸作りの大切なポイントになります。自分に合ったオイルを混ぜ合わせて、オリジナルな石鹸を作ってみてもいいですね。
~精製水とは~
苛性ソーダを精製水で溶かして使います。
水道水にはミネラル分など他の成分が入っているためうまく固まらない可能性がありますので、出来るだけ精制水を使いましょう。
精製水も苛性ソーダと同様に薬局で購入できますよ。
~オイル(精油)使用上の注意点~
植物性オイル(精油)や、ドライハーブの中には、アレルギー反応などの体質によって使用できない物がありますので注意してください。
アレルギー反応がご心配な方は、原料を十分吟味した上で作ってくださいね。
使用前には材料の性質を良く確認し、一度パッチテストをする方が1番いいですよ。
妊娠、授乳中、乳幼児、小児、療法中、高齢、アレルギー性の方は購入、使用時には十分注意してください。
~万が一異常を感じた場合~
紹介しているレシピで手作りした石鹸は、肌の弱い方、アレルギー体質の方、傷や腫れもの、湿疹など、お肌に異常がある方は、医師などに相談したうえで、使用してください。
また、使用の際に人によっては刺激やアレルギーを起す場合もありますので注意が必要です。
石鹸を使用した際に、肌に異常を感じた場合はただちに使用を中止して医師の診察を受けてください。